オンライン児童性犯罪に関与、55歳男逮捕=フランス検察

容疑者は今週、15歳未満の未成年者の人身売買や未成年者のポルノ画像の取得、所持、閲覧など、複数の罪で起訴された。
スマートフォンを操作する女性(Getty Images)

フランス・パリ検察庁は21日、コロンビアでオンライン児童性犯罪に関与したとして、フランス国籍の男(55歳)を起訴したと発表した。

それによると、容疑者は今週、15歳未満の未成年者の人身売買や未成年者のポルノ画像の取得、所持、閲覧など、複数の罪で起訴されたという。

パリ検察庁はコロンビア当局と協力し、この作戦により容疑者、現地の加害者、仲介業者を逮捕したと述べた。

コロンビア当局は声明を出していない。

当局によると、人身売買組織の支配下にあった複数の被害者が保護されたという。

パリ検察庁は声明で、「捜査の結果、容疑者がコロンビアの複数の人物に対し、幼い子供が性的暴行を受ける画像と引き換えに3万ユーロ以上を支払ったことが判明した」と明らかにした。

また同庁は「容疑者の自宅を家宅捜索した結果、武器を押収した」と述べた。

フランス警察は先月、小児性愛者のネットワーク撲滅を目的とした摘発の一環として、全土で55人を逮捕したと明らかにしていた。

フランスを含む西側諸国ではチャイルド・グルーミングが社会問題になっている。

これは性交や猥褻行為などの性的虐待をすることを目的に、未成年の子供と親しくなり、信頼など感情的なつながりを築き、手なずけ、時にはその家族ともつながりを築き、子供の性的虐待への抵抗・妨害を低下させる行為である。

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