◎この女性は先週、南部の都市ババオヨで死亡宣告を受け、約5時間棺桶の中で過ごした後、6月9日に目を覚ました。
エクアドル、首都キトの国立病院前(Getty Images)

死亡宣告を受けた跡に蘇ったエクアドルの女性(76歳)が亡くなった。遺族が17日に明らかにした。

この女性は先週南部の都市ババオヨで死亡宣告を受け、約5時間棺桶の中で過ごした後、6月9日に目を覚ました。

女性の息子はAP通信の取材に対し、「母は16日の夕方に亡くなった」と語った。

それによると、女性は7日間、集中治療を受けた後、息を引き取ったという。

大統領府の報道官は17日、この女性が虚血性脳卒中で死去したことを確認した。

また報道官は「女性の意識は一度も戻らなかった」とし、「それ以上の詳細は専門家委員会が後日、報告することになると思う」と述べた。

女性の息子はAPに対し、「病院は事故に至った経緯を説明する必要がある」と指摘。女性の妹が死亡宣告した医師を公表し、裁判にかけるよう求めていると明らかにした。

保健省は今週、この女性の死亡証明書を書いた医師を調査しているとし、それを発行する際の手順などを見直す専門家委員会を立ち上げた。

保健省は死亡宣告した医師の情報を公表しておらず、警察が捜査しているかどうかも不明である。

一部の地元メディアは警察筋の話しとして、「棺桶に5時間放置されたことと死因の因果関係を慎重に調査する必要がある」と伝えている。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク