チリ中部でM5.5の地震、津波・被害の情報なし
震源地はコキンボ州郊外の海岸近く、震源の深さは44キロ。津波は発生しなかった。
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南米チリ中部のコキンボ州で15日、マグニチュード5.5の地震が発生した。
米地質調査所(USGS)とドイツ地球科学研究センター(GFZ)によると、震源地はコキンボ州郊外の海岸近く、震源の深さは44キロ。津波は発生しなかった。
地元テレビ局は広い範囲で揺れが感じられたと報じている。ケガ人や建物被害の情報はない。
チリは環太平洋火山帯に位置しており、非常に地震活動が活発な国である。南アメリカプレートとナスカプレートがぶつかる沈み込み帯に沿って、多くの活断層が存在している。
特にチリ海溝では、海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込むことで巨大地震が発生しやすい。1960年にはマグニチュード9.5の世界最大級の地震が南部で発生し、大きな被害をもたらした。
このようなプレート境界型地震に加えて、内陸部でも断層に沿った直下型地震が発生することがある。都市部では建物の耐震性向上や避難訓練が進められているが、津波や地すべりのリスクも高いため、引き続き防災対策が求められている。
活断層と地震はチリの地理的特徴の一部であり、国民の生活やインフラに大きな影響を与えている。