チリ中央部の銅鉱山で崩落事故、1人死亡、5人行方不明
米地質調査所(USGS)はエルテニエンテ鉱山があるチリ中央部で7月31日の現地時間午後5時34分にマグニチュード5.0の地震が発生したと発表した。
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チリ中央部のエルテニエンテ鉱山で崩落事故が発生し、少なくとも1人が死亡、5人が地下に閉じ込められている。当局が1日、明らかにした。
これにより、国営銅生産会社コデルコは世界最大の銅鉱床の操業を停止せざるを得なくなった。
コデルコによると、他の鉱山労働者9人が負傷し、病院に搬送されたという。
同社は地震により坑道の一部が崩落したと説明している。
米地質調査所(USGS)はエルテニエンテ鉱山があるチリ中央部で7月31日の現地時間午後5時34分にマグニチュード5.0の地震が発生したと発表した。
地元の気象台は中部オヒギンス州の一部地域で揺れが確認されたと報告している。
コデルコは死亡した作業員の身元を特定。鉱山入り口から25キロほどの地点に位置する掘削現場で作業中に崩落に巻き込まれたと明らかにした。
警察が現場を封鎖し、関係者から話しを聞いている。
地元メディアによると、レスキュー隊による救助活動が進行中。トンネルの一部が崩落し、奥に進むことができずにいるという。
地元テレビ局は関係筋の話しとして、「二次災害の恐れがあるため、慎重に作業を進めている」と伝えている。
チリは世界最大の銅生産国。米国への精製銅の最大の輸入国でもある。