◎警報を無視して踏切に入ったとみられるミニバスに列車が衝突し、数メートル引きずられた。
南米チリでミニバスと旅客列車が衝突し、少なくとも6人が死亡、8人が負傷した。地元警察が1日、明らかにした。
それによると、事故は首都サンティアゴの南方約500kmの地点で発生。警報を無視して踏切に入ったとみられるミニバスに列車が衝突し、数メートル引きずられたという。
ミニバスには14人が乗車しており、そのうち6人が死亡。残り8人は地元の病院に搬送され手当てを受けている。容体は明らかになっていない。
列車を運行するチリ国鉄はホームページに声明を掲載。「現場の防犯カメラを確認したところ、警報と遮断機は正常に作動していた」と明らかにした。
また国鉄は「警報を無視して踏切に入る運転手が多く、今回の事故についても、ミニバスが遮断機を押しのけて踏切に進入した」と述べた。
地元メディアによると、列車の乗客乗員にケガはなかったという。