◎現場はサンティアゴ南部郊外の国鉄敷地内。亡くなった2人はいずれも国鉄の職員であった。
南米チリ・サンティアゴ郊外で試験走行中の貨物列車と別の貨物列車が正面衝突し、少なくとも2人が死亡、9人が負傷した。警察が20日、明らかにした。
それによると、現場はサンティアゴ南部郊外の国鉄敷地内。亡くなった2人はいずれも国鉄の職員であった。
事故の原因は明らかになっておらず、警察が業務上過失致死傷を視野に捜査している。
ソーシャルメディアで共有された動画には激しく損傷した貨物列車の先頭車両が映っていた。
地元メディアによると、20台以上の緊急車両が現場で対応に当たったという。
国鉄は声明で、「8両編成の貨物列車はチリの主要輸出品である銅1346トンを積み、数人が乗車していた」と明らかにした。
地元メディアが報じた防犯カメラの映像には両列車が猛スピードで正面衝突する様子が映っていた。
運輸省の報道官はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「事故原因を特定し、対応策を講じる必要がある」と書き込んだ。
当局はその後、亡くなった2人を国鉄の職員と特定。試験列車を運転していた中国人4人を含む9人が負傷した。
報道によると、6人が入院中で、うち1人は集中治療を受けているという。