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▽停電は25日午後に発生。北部の超高圧送電線でトラブルが発生し、主要変電所が停止。その結果、国土の大半が停電する事態となった。
2025年2月26日/チリ、首都サンティアゴ近郊の変電所近く(ロイター通信)

南米チリで発生した大規模停電について、政府は26日、電力会社が復旧作業に当たっており、大部分が復旧したと明らかにした。

停電は25日午後に発生。北部の超高圧送電線でトラブルが発生し、主要変電所が停止。その結果、国土の大半が停電する事態となった。

チリは世界最大の銅生産国であり、この停電により、主要銅鉱山・工場も稼働を停止した。

政府が26日早朝に公表した報告書によると、一部の都市では断続的な停電が報告されているものの、一般家庭の90%以上が復旧したという。

トハ(Carolina Tohá)内相記者会見で、「事故とその影響の両方が心配の種だ」と述べ、多くのセーフティネットが故障し、他の発電所・変電所も通電しようとして機器に不具合が生じたと指摘した。

停電の原因は明らかになっていない。電力会社によると、送電網の保護システムが誤動作し、基幹送電線が停止。その結果、主要変電所への送電が遮断さえ、他の変電所と送電線に波及したという。

25日の午後10時に発令した非常事態宣言と外出禁止令は解除された。

停電の影響を受けた家庭はピーク時の800万世帯から減少、26日早朝の時点で北部を中心に約22万世帯となっている。

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