チリ大統領予備選、ジャネット・ハラ氏が勝利、右派候補と対決へ
大統領選は11月16日に行われ、過半数を獲得する候補が出なかった場合は上位2人が12月の決選投票で勝者を決める。
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南米チリで29日、大統領予備選が行われ、ジャネット・ハラ(Jeannette Jara)前労働・社会保障相がボリッチ(Gabriel Boric)大統領率いる与党連合の候補に選ばれた。
同国の大統領の任期は4年。連続再選は不可で、1期開ければ再度立候補できる。
ハラ氏は左派候補として、11月の選挙で右派と対決することになる。
選挙当局の集計によると、ハラ氏の得票率は開票率98%時点で60.31%。他の候補に大差をつけた。
ハラ氏は演説で、右派政党が予備選に参加しなかったことを批判し、自身のキャンペーンは団結と広範な連合の構築に焦点を当てる方針だと明らかにした。
またハラ氏は「中道および左派と手を取り合い、極右勢力と対峙し、勝利する」と語った。
最新の世論調査によると、左派と右派の支持率は拮抗している。
大統領選は11月16日に行われ、過半数を獲得する候補が出なかった場合は上位2人が12月の決選投票で勝者を決める。