チリ25年7月インフレ率4.3%、市場の予想上回る

25年7月のインフレ率は前年同月比で4.3%増、前月比では0.9%増となった。
チリ、首都サンディアゴのショッピングモール(Bloomberg)

チリ統計局(INE)が8日、先月の消費者物価指数(CPI)を公表した。

それによると、25年7月のインフレ率は前年同月比で4.3%増、前月比では0.9%増となった。

ロイター通信のアナリストは0.6%増と予想していた。

25年6月のインフレ率は4.1%、中央銀行の目標値である2~4%を上回った。

中銀は先週、政策金利を0.25%引き下げ、4.75%に設定。今後の利下げについて、マクロ経済の動向とインフレが目標値に収まるかどうかにかかっているとした。

中銀は23年7月から24年12月にかけて金利を6.25%引き下げたが、以降はインフレ圧力を踏まえ、利下げペースを落としている。

INEによると、7月のインフレ率は主に電気料金の高騰と住宅費の上昇によるものだった。食品やノンアルコール飲料の価格も上昇した。
調査対象の13部門のうち価格が下落したのは保険と金融サービスだけだった。
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