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ブラジル警察、学校で子ども13人を人質に取った男を射殺、火を放つと脅迫、緊迫の2時間

パラナ州警察によると、男は施設の壁を乗り越えて敷地内に侵入し、教室に押し入って子どもたちと職員を人質に取った。
ブラジル、リオデジャネイロの機動隊員(Getty Images)

ブラジル南部パラナ州クリチバで9日、教育施設に侵入して子ども13人を人質に取った男を警察が射殺した。州警察によると、子どもたちは2時間以上にわたり刃物を突きつけられて拘束された。警察は交渉を試みたが、男が火を放つと脅したため、子どもたちの安全を確保する目的で突入に踏み切った。事件後、子どもたちと学校職員に心理的な支援が提供されることになった。

事件が発生したのは、クリチバ市内にある幼児教育施設。クリチバの人口は約180万人、最大都市サンパウロの南方約400キロに位置する。パラナ州警察によると、男は施設の壁を乗り越えて敷地内に侵入し、教室に押し入って子どもたちと職員を人質に取った。

男は教室内にガソリンのような液体をまき、自分や人質に火をつけると繰り返し脅迫した。警察は現場に交渉担当者を送り込み、事態の収拾を図った。しかし、交渉が続く中で子どもたちの不安が高まり、男が子どもたちに暴行を加え始めたため、警察は戦術的な介入を決断した。警察の指揮官は記者団に対し、部隊が子どもたちへの危険を抑えながら教室に突入したと説明した。

地元テレビ局の映像には、学校の外で子どもたちを案じ、涙を流しながら情報を待つ保護者の姿が映し出された。現場では爆発音が聞こえた後、隊員が子どもたちを抱えて建物から脱出する様子も確認された。警察によると、男は統合失調症を患っていたとされる。

警察は容疑者の身元や死亡した経緯を明らかにしていない。AP通信によると、子どもたちと職員の命に別条はない。

クリチバ市当局は、事件に巻き込まれた子どもたちと職員に心理的な支援を提供すると発表した。ブラジルでは過去にも学校や保育施設での襲撃事件が発生しており、今回の事件は教育施設の安全対策と、危機的状況における警察の対応を改めて問うものとなった。

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