スポンサーリンク
▽ランブルは右派のインフルエンサーに支持されている動画プラットフォーム。
オンライン動画共有プラットフォーム「ランブル」のロゴ(Getty Images)

ブラジル最高裁のジモラエス(Alexandre de Moraes)判事は21日、米国のオンライン動画共有プラットフォーム「ランブル」に対し、司法命令に従わなかったとして、同国での利用停止を命じた。

TVグローボはジモラエス氏の声明を引用し、「この命令は24時間以内に発効される」と報じた。通信当局が対応に動く予定だ。

最高裁は昨年、ヘイトスピーチ規制に関する命令に従わなかったことに加え、法律で義務付けられている法定代理人の選出を怠ったとして、1カ月以上にわたってX(旧ツイッター)をブロックするよう規制当局に命じた。

ランブルは右派のインフルエンサーに支持されている動画プラットフォーム。ブラジル最高裁はヘイトスピーチと虚偽の情報を広めた疑いで本国で捜査を受けているブラジル人ユーザーのアカウントをブロックするよう命じていた。

このユーザーはルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領とジモラエス氏が民主主義を破壊し、ボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領を政界から追放しようとしているなどと主張。ルラ政権を「左翼ゲリラ」などと呼んでいる。

ボルソナロ氏は18日、2022大統領選の結果を覆すためにクーデターを企てたとして起訴された。

ジモラエス氏は今週、ランブルに対し、48時間以内に法的代理人を任命するよう命じた。ブラジルの法律では外国企業は現地で事業を行う際、法定代理人を置くことが義務付けられている。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク