チリ銅鉱山崩落事故、行方不明の5人全員死亡
これにより、この事故の死者は6人となった。
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チリ中央部のエルテニエンテ鉱山で発生した崩落事故について、捜査当局は3日、行方不明になっていた鉱山労働者5人全員の死亡を確認したと明らかにした。
国営銅生産会社コデルコはこの事故を受け、世界最大の銅鉱床の操業を停止している。
事故はエルテニエンテ鉱山の坑道で7月31日に発生。当局は1日の声明で、少なくとも1人が死亡、5人が地下に閉じ込められていると報告していた。
エルテニエンテ鉱山があるチリ中央部では7月31日の現地時間午後5時34分にマグニチュード5.0の地震が発生。この直後に坑道の一部が崩落したとみられる。
オヒギンス州検察は3日午後の声明で、「救助隊が5人目の遺体を収容した」と明らかにした。
これにより、この事故の死者は6人となった。
コデルコによると、他の鉱山労働者9人が負傷し、病院に搬送されたという。ケガの程度は明らかにしていない。
崩落の原因は分かっていない。捜査当局は行方不明の救助作業が完了次第、関係者から話しを聞くとしている。
オヒギンス州警察が業務上過失致死傷を視野に捜査している。
コデルコは鉱山入り口から25キロほどの地点に位置する掘削現場で作業中に崩落が発生したと報告している。
地元メディアによると、この採掘エリアは最近操業を開始したばかりであった。
コデルコはこの事故を受け、エルテニエンテ鉱山で働く従業員約3000人を安全なエリアに避難させた。