チリ遭難事故、5人死亡、4人生還 南部パタゴニア地方
このグループは18日に吹雪に巻き込まれた。
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チリ南部ウルティマエスペランサ州の国立公園で観光客グループが遭難した事故について、当局は19日、これまでに5人が死亡し、4人の生存が確認されたと明らかにした。
このグループは18日に吹雪に巻き込まれた。
ウルティマエスペランサ州政府は声明で、「遺体の本国送還に向け、関係国との協議を開始した」と述べた。
当局によると、亡くなったのはドイツ人2人、メキシコ人2人、イギリス人1人。悪天候のため、遺体の回収は困難な状況だという。
観光客たちはトレスデルパイネ国立公園の入り口から徒歩4~5時間ほどの地点で道に迷い、遭難した。
気象台によると、この地域は18日から吹雪に見舞われ、50メートルを超える猛烈な風が吹き荒れていたという。
ボリッチ(Gabriel Boric)大統領はX(旧ツイッター)も声明を投稿し、犠牲者に哀悼の意を表した。
トレスデルパイネ国立公園はチリ南部パタゴニアに位置する世界的に知られた自然保護区で、氷河、湖、草原、そして象徴的な花崗岩の峰々が織り成す多様な景観が特徴である。
