米沿岸警備隊、墜落した医療搬送機の捜索打ち切り、搭乗の6人死亡と推定
事故機はカナダの医療搬送会社が運航するガルフストリーム機で、英領バミューダからマサチューセッツ州ボストンのローガン国際空港へ向かっていた。
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米沿岸警備隊は4日、東部マサチューセッツ州ナンタケット島沖に墜落した医療搬送機について、搭乗していた6人の捜索を打ち切った。航空機の残骸が海上で発見され、約66時間にわたって捜索が続けられたものの、生存者を発見することはできなかった。沿岸警備隊の報道官は声明で、捜索の打ち切りは「容易な決断ではない」とし、犠牲者の遺族らに哀悼の意を表した。
事故機はカナダの医療搬送会社が運航するガルフストリーム機で、英領バミューダからマサチューセッツ州ボストンのローガン国際空港へ向かっていた。搭乗していたのはカナダ人の乗員4人とバミューダの住民2人。3日未明にバミューダを離陸した。
飛行中、航空機と地上との通信が途絶え、米連邦航空局(FAA)が沿岸警備隊に通報した。その後、捜索部隊はナンタケット島沖で航空機の残骸を発見し、航空機やヘリ、巡視艇などを投入して周辺海域を捜索した。残骸が見つかった海域の水深は約24~27メートルとされる。
航空機が墜落した原因は明らかになっていない。飛行追跡データによると、航空機は飛行中に急激に高度を下げ、その後レーダーから姿を消した。管制官がパイロットに緊急事態か確認しようとしたものの、応答はなかったという。事故当時の気象状況や機体の状態などを含め、今後の調査で詳しい経緯が検証されることになる。
運航会社は捜索・救難活動が終了したことを受け、搭乗していた6人が死亡したと推定していると声明を出した。同社は米国家運輸安全委員会(NTSB)やカナダ運輸安全委員会などと協力し、残骸の回収と事故原因の調査に取り組むとしている。
医療搬送機は国外で治療を受けた患者を帰国させるなど、緊急性の高い運航を担っているだけに、今回の事故は航空医療サービスの安全性にも注目を集めている。
今回の事故では、救助から事故原因の究明へと対応の段階が移った。今後は回収された機体の残骸や飛行記録、管制との交信記録などを分析し、墜落に至った原因を特定できるかが焦点となる。
