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米沿岸警備隊、キューバ向け燃料船を拿捕、制裁下で海上封鎖を強化

当局はこの船が監視を逃れるため、「影の艦隊(シャドーフリート)」と呼ばれる船舶に特徴的な偽装・秘匿手法を使っていたと説明している。
米沿岸警備隊の巡視艇(Getty-Images/AFP通信)

米沿岸警備隊がキューバ向けに燃料を輸送していた大型貨物船をカリブ海で拿捕した。ロイター通信によると、警備隊は9月5日にキューバとメキシコの間でこの船を拿捕したという。当局はこの船が監視を逃れるため、「影の艦隊(シャドーフリート)」と呼ばれる船舶に特徴的な偽装・秘匿手法を使っていたと説明している。

沿岸警備隊は船に乗り込み、その後メキシコまで護送。メキシコ海軍が船内を検査した結果、バラストタンクで大量の燃料が確認され、甲板上の複数のコンテナにも燃料が積み込まれていることが判明した。船が実際にどれだけの燃料を積載していたのかは明らかになっていない。

米沿岸警備隊は燃料がキューバ向けだと判断した根拠について、情報機関から得た情報に基づくものだとしている。一方、具体的な情報の内容や、船の航路をどのように特定したのかは公表していない。

今回の措置は、トランプ政権が今年に入り強化しているキューバへの石油輸出規制の一環である。政権はキューバ共産党への圧力を強めており、沿岸警備隊の巡視船が同国周辺海域をパトロールしている。

キューバでは燃料不足が深刻化し、発電所や老朽化したインフラの問題も重なって停電が常態化している。主要な燃料供給国だったベネズエラやメキシコからの輸送も途絶え、エネルギー不足が経済や市民生活に影響を及ぼしている。

米沿岸警備隊は今回の拿捕について、偽装手法を用いる影の艦隊に対して法執行を続ける考えを示した。今回の拿捕は米国によるキューバへの経済的圧力が海上輸送にも及んでいることを改めて示す動きとなった。

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