米NY検察、エクアドル元大統領の息子ら5人を起訴、水産物にコカイン隠し密輸か
5人は今月、エクアドルとパナマで逮捕された。全員がコカイン輸入共謀と機関銃の所持・所持共謀の罪に問われている。
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米ニューヨーク州南部地区の連邦検察は5日、エクアドルのブカラム(Abdalá Bucaram)元大統領の息子であるジャコボ・ブカラム・プリイ(Jacobo Abdalá Bucaram Pulley)被告らエクアドル人5人を、米国へのコカイン密輸に関与したとして起訴したと発表した。被告たちはマグロなど水産物を積んだ貨物コンテナにコカインを隠し、米国や欧州へ輸送していた疑いがある。
起訴されたのは元大統領の息子のほか、エクアドル国会の元議員ら計5人。検察によると、この元議員と父親は水産会社を利用し、輸出貨物に大量のコカインを紛れ込ませていた。元大統領の息子は麻薬取引に関与し、別の密輸業者との仲介役も務めたとされる。
検察は、被告たちがエクアドルを米国と欧州向けコカインの主要な中継拠点に変えるうえで重要な役割を果たしたと主張している。米当局によると、同国を経由して米国と欧州に流入するコカインは全体の約70%に上るという。
5人は今月、エクアドルとパナマで逮捕された。全員がコカイン輸入共謀と機関銃の所持・所持共謀の罪に問われている。有罪となれば、コカイン輸入共謀罪には最低10年、機関銃所持罪には最低30年の禁錮刑が科される可能性がある。
エクアドルは世界有数のコカイン生産国であるコロンビアとペルーに挟まれ、近年、麻薬カルテルと地元ギャングの抗争が激化している。米国はエクアドルなど中南米諸国と犯罪組織対策で協力を進めてきた。
検察は今回の摘発について、政治腐敗と麻薬取引のネットワークを解体する取り組みの一環と説明した。
