米海軍、東太平洋で「麻薬密輸船」攻撃、16隻目、死者66人に
アジア歴訪中のヘグセス氏はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「米国民を毒殺するために麻薬を密輸しようとする意図のある船舶は、すべて見つけ出し、破壊する」と書いた。
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ヘグセス(Pete Hegseth)米国防長官は4日、海軍が東太平洋を航行していた「麻薬密輸船」を攻撃し、2人を殺害したと発表した。
それによると、カリブ海に展開している海軍部隊が4日に攻撃を実行。乗組員2人が死亡したという。
米海軍は9月、外国テロ組織に指定されているベネズエラの麻薬組織トレンデアラグアが運航する麻薬輸送船を空爆し、構成員11人を殺害。その後、さらに14隻の麻薬密輸船を爆撃した。
今回の空爆で破壊された船舶は16隻、死者は66人となった。
トランプ(Donald Trump)米大統領は麻薬カルテルと戦争状態にあると宣言し、それをテロ組織に指定することで、一連の攻撃を正当化してきた。
これはジョージ・W・ブッシュ政権がテロとの戦争に使用したのと同じ法的権限に基づいている。
アジア歴訪中のヘグセス氏はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「米国民を毒殺するために麻薬を密輸しようとする意図のある船舶は、すべて見つけ出し、破壊する」と書いた。
国防総省は南米沖に空母打撃群を派遣すると発表。ヘグセス氏が原子力空母ジェラルド・R・フォードを中核とする打撃群の展開を命じた。
AP通信によると、フォードと他の駆逐艦は4日にジブラルタル海峡を抜け、大西洋に入ったという。
