交通取り締まり中の警察官が撃たれ死亡、容疑者自殺 米ペンシルベニア州
事件が起きたのは同州チェスター郡ウェストカルン郡区で、州警察によると、8日の午後8時過ぎ、蛇行運転をしている車があるとの通報を受けて警察官が出動した。
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米東部ペンシルベニア州で8日夜、交通違反の取り締まりを行っていた警察官が銃撃され死亡する事件が発生した。州警察が9日、明らかにした。容疑者はその後、自らの銃で自殺したとみられ、当局が詳しい経緯を調べている。
事件が起きたのは同州チェスター郡ウェストカルン郡区で、州警察によると、8日の午後8時過ぎ、蛇行運転をしている車があるとの通報を受けて警察官が出動した。警察官は対象の車を停止させ、運転席側に近づいたところ、車内にいた男が突然発砲したという。
撃たれたのは州警察の巡査部長であるティム・オコナー(Tim O'Connor)氏で、搬送先の病院で死亡が確認された。オコナー氏は約15年の勤務経験を持つベテランで、妻と幼い娘がいる父親でもあった。
警察によると、容疑者は32歳の男で、発砲後に車から離れた場所まで歩いた後、拳銃で自らを撃って死亡した。現場ではオコナー氏が無線連絡に応答しなくなったため、別の警察官が確認に向かい、事件が発覚したという。
ペンシルベニア州警察の副本部長は記者会見で、「非常に厳しい状況だった」と述べ、捜査当局が事件の背景や動機を含めて調査を進めていると説明した。また、チェスター郡当局も捜査に加わり、事件の詳細を確認している。
同州知事もX(旧ツイッター)に声明を投稿。オコナー氏の死について「最良の警察官の一人を失った」と述べ、地域社会を守るために職務中に命を落とした英雄だと称えた。知事は州内の公共施設で半旗を掲げ、哀悼の意を示すよう指示している。
米国内では警察官が交通取り締まり中に銃撃される事件が深刻な問題となっており、当局は現場周辺の状況や容疑者の行動などを詳しく調べ、再発防止に向けた対応を検討している。今回の事件を受け、地元では警察官の安全確保の重要性を改めて指摘する声が上がっている。
