流れ弾に当たり女性死亡、裏庭で射撃練習した男逮捕 米オクラホマ州
逮捕されたのはコディ・ウェイン・アダムス(Cody Wayne Adams、33歳)。最近自分で購入した拳銃を裏庭で試し撃ちしていた際、発射した弾が近隣の住宅前で座っていた女性に当たり、死亡させた疑いが持たれている。
.jpg)
米オクラホマ州コマンチ郡でクリスマス当日、裏庭で射撃練習をしていた男が数ブロック離れた場所にいた女性を死亡させたとして、第1級過失致死の容疑で逮捕された。地元当局が27日、明らかにした。
それによると、逮捕されたのはコディ・ウェイン・アダムス(Cody Wayne Adams、33歳)。最近自分で購入した拳銃を裏庭で試し撃ちしていた際、発射した弾が近隣の住宅前で座っていた女性に当たり、死亡させた疑いが持たれている。
事件は12月25日午後3時15分頃に発生。被害者の女性は家族と共に前庭の屋根付きポーチで座っていたところ、身体に銃弾が当たり、その場で倒れたという。家族はその直前に北側から数発の銃声を聞いており、被害者自身が「クリスマスに誰か新しい銃を手に入れたのかもね」と話した直後に「痛い」とつぶやいた後に崩れ落ちたとされる。救急隊が駆け付けたが、被害者は現場で死亡が確認された。
捜査員が周辺の住居を捜索したところ、容疑者の家の裏庭以外には適切な射撃用のバックストップ(弾を安全に止めるもの)がなく、近隣住民は午後に約20発の銃声を聞いていたと証言している。容疑者は捜査官に対し、裏庭で缶を標的にして45口径の拳銃で射撃練習をしていたと説明したという。
捜査の過程で裏庭やデッキ付近から複数の薬莢が発見され、射撃方向と被害現場の位置関係から、発射された弾丸が障害物なく飛翔して被害者を直撃した可能性が指摘されている。弁護士によると、容疑者は捜査員からその旨を指摘された際、泣き崩れたという。
容疑者は警察署で権利告知を受けた後、複数の弾倉に約8〜10発ずつ装填された45口径弾を使用して南方へ向けて射撃していたことを認めたとされる。起訴状では、容疑者が「他者に致命的危険または重篤な身体的危害の不合理なリスクと可能性を生じさせるような銃器の使い方をし、他者の安全を軽視した行為によって被害者の死を招いた」と記されている。
容疑者には第1級過失致死の容疑がかけられ、保釈金は10万ドルに設定された。予備審問は来年2月25日に予定されている。弁護士や容疑者自身からのコメントは確認されていない。
この事件は住宅地での無分別な射撃練習が重大な結果を招いた悲劇として、銃の安全管理と周囲への注意の重要性が改めて問われる事案となっている。
