◎米国政府は外国人入国者にコロナワクチン接種を義務付けており、特別な理由がない限り免除は認めていない。
ATPのノバク・ジョコビッチ選手は9日、コロナワクチンを接種していないため米国に渡航できず、BNPパリバ・オープンとマイアミ・オープンには出場できないと明らかにした。
ジョコビッチ選手はツイッターに、CDC(疾病予防管理センター)が規則を変更しないことを確認したため、米国の大会に出場することはできないと投稿している。
米国政府は外国人入国者にコロナワクチン接種を義務付けており、特別な理由がない限り免除は認めていない。
ジョコビッチ選手はコロナワクチンを接種しておらず、今年1月の全豪オープンにも出場できなかった。
ワクチン接種済みのナダル選手は全豪オープンで21回目のグランドスラム制覇を成し遂げ、ジョコビッチ選手とフェデラー選手に1差をつけた。
ジョコビッチ選手はセルビア出身の34歳で、コロナウイルスの大流行が起きた2020年4月に「海外旅行にワクチン接種を義務付けるべきではない」と発言している。
米国は入国者にワクチン接種を義務付けているが、カリフォルニア州で行われたBNPパリバ・オープンの抽選会にはジョコビッチ選手の名前が入っていた。同大会の主催者は以前、出場選手はワクチン接種を終えておく必要があると述べていた。
ジョコビッチ選手はツイートの中で、「BNPパリバ・オープンとマイアミ・オープンの抽選に自動的にリストアップされたが、米国に入国できる可能性は低いだろう」と述べている。
BNPパリバ・オープンは3月7日に開幕した。マイアミ・オープンは3月21日開幕。
ジョコビッチ選手はオーストラリアで繰り広げられた11日間の戦いと裁判を経て、帰国させられた。
ジョコビッチ選手は先月のインタビューで、「全仏オープンやウィンブルドンなどに出場できないとしても、ワクチンを接種するつもりはない」と述べた。
先月末、ジョコビッチ選手は2年ぶりにATP世界ランキング1位から転落した。
そして3月1日、ジョコビッチ選手は15年間共に歩んできたマリアン・バイダコーチとの関係を解消したと明らかにした。
ジョコビッチ選手は先月行われたドバイ・テニス選手権の準々決勝で世界ランク123位のベセリ選手に敗れている。
While I was automatically listed in the @BNPPARIBASOPEN and @MiamiOpen draw I knew it would be unlikely I’d be able to travel. The CDC has confirmed that regulations won’t be changing so I won't be able to play in the US. Good luck to those playing in these great tournaments 👊
— Novak Djokovic (@DjokerNole) March 9, 2022