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全米各地で欧州で反トランプ集会「王はいらない」


最大規模の集会は中西部ミネソタ州セントポールで開かれ、数万人の群衆が州議会周辺に集結した。
2026年3月28日/フランス、パリ市内、トランプ米政権に抗議するデモ(AP通信)

全米各地および欧州で28日、トランプ政権に抗議する集会「王はいらない(No Kings)」が行われ、数百万人規模の参加者が集まった。主催者によると、全米50州で3000件以上の集会が計画され、最大で約900万人の参加が見込まれるなど、同運動として過去最大級の動員となった。

今回のデモはトランプ(Donald Trump)大統領の政策や指導スタイルを「権威主義的」と批判する動きの一環であり、移民取り締まりの強化やイランを巡る軍事行動、トランスジェンダーの権利制限など幅広い問題に対する反発が背景にある。参加者は「王はいらない」とのスローガンを掲げ、民主主義の擁護や市民の権利回復を訴えた。

最大規模の集会は中西部ミネソタ州セントポールで開かれ、数万人の群衆が州議会周辺に集結した。この集会では著名ミュージシャンのブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)さんが登場し、新曲を披露した。同曲は連邦当局による銃撃で死亡した市民を追悼する内容で、観衆の共感を呼んだ。

デモはニューヨークやワシントンDCなど大都市だけでなく、地方都市にも広がり、参加者の約3分の2が都市部以外からの登録だったとされる。抗議活動では音楽やパフォーマンス、風刺的な衣装なども用いられ、多様な形で政権批判が表現された。

さらに運動は国外にも波及し、ロンドン、パリ、ローマなど欧州各地でも連帯デモが実施された。参加者は権威主義や人種差別、軍事主義への反対を訴え、国際的な広がりを見せている。

一方、ホワイトハウスや共和党関係者はこれらの抗議を「分断的」と批判している。しかし主催者側は、今回の動員を市民参加の高まりの表れと位置付け、今後の選挙や政治運動への影響力拡大を目指す構えである。

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