米ニューヨーク州、インフルエンザ入院患者数が過去最多 26年1月
12月27日までの1週間で4546人がインフルエンザ関連で入院し、前週の3666人を24%上回ったという。
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米ニューヨーク州保健局は1月2日、2025–26年のインフルエンザシーズンにおいて、1週間の入院患者数が過去最多を記録したと発表した。12月27日までの1週間で4546人がインフルエンザ関連で入院し、前週の3666人を24%上回ったという。これは同州が週ごとの統計を取り始めて以来、過去最高の入院数となる。
この急増は1週間前に発表された新規感染者数の記録的増加と密接に関連している。12月20日までの週では、7万1000人以上のインフルエンザ感染が報告され、こちらも過去最高となった。当局はこの感染ピークがその後の入院増につながったとみている。
ニューヨーク州保健局は、今年のインフルエンザシーズンが例年よりも深刻であると指摘。「この最新の7日間では前週より約1000人多く入院しており、これまでで最も厳しいシーズンの一つだ」と公式コメントを出している。
同局は昨年末、州全域にインフルエンザ流行の宣言を発令。これにより今年のワクチンを接種していない医療従事者には、患者や入所者がいる場所でのマスク着用が義務づけられている。
ニューヨーク州の状況は同地域だけの問題ではなく、米国全体でもインフルエンザ活動が急激に活発化している。疾病対策センター(CDC)はシーズン開始以来、少なくとも750万人がインフルエンザに罹患し、8万1000人以上が入院、3100人以上が死亡したと推計している。CDCの最新データでは、ニューヨークを含む20州が「非常に高い」呼吸器疾患活動レベルを記録しているという。
専門家によると、今シーズンのインフルエンザ活動の急増にはH3N2ウイルスの変異株「サブクレードK」が主要な役割を果たしている可能性がある。この変異株はすでにカナダやイギリス、日本など海外でも流行を引き起こしており、感染力の強さが懸念されている。
公衆衛生当局は、まだシーズンの初期段階であるとして注意を呼びかけている。CDCは生後6か月以上の全ての人に対してインフルエンザワクチンの接種を継続して推奨し、抗ウイルス薬は発症後48時間以内に開始すれば重症化を抑える効果があるとしている。
一方で、報告された感染者の増加には、検査体制の拡充や複数の呼吸器ウイルスを同時に検出する多重検査パネルの普及なども影響しているとの指摘もある。これらの要因が重なり、例年以上に多くの患者が確認されている可能性がある。
州保健局は住民に対し、手洗いやマスクの着用、症状がある場合は外出を控えるなどの基本的な感染対策を徹底するよう強く求めている。さらに、ワクチン接種がまだの人はできるだけ早く受けるよう呼びかけている。
