◎マスク氏はX(旧ツイッター)の新たなライバルであるメタ社(旧フェイスブック)のSNSプラットフォーム・スレッズの利用者が急拡大した後、反攻を本格化させたように見える。
ソーシャルメディア・プラットフォームX(旧ツイッター)の世界の月間利用者(アクティブユーザー)が過去最高を更新したようだ。Xのリーダー、イーロン・マスク(Elon Musk)氏が28日、明らかにした。
それによると、最新の月間アクティブユーザー数は5億4000万人に達し、過去最高を更新したんだX
マスク氏が28日にXに投稿したXの実績は、Xが組織改革を進め、この1カ月で広告収入が激減した中、明らかになった。
ツイッターに広告費を支払っていた多くの企業がマスク氏の経営方針やプロパガンダが蔓延したり、フェイクニュースが拡散しやすくなったことなどに深刻な懸念を示し、Xへの投資を中止した。
マスク氏はXの新たなライバルであるメタ社(旧フェイスブック)のSNSプラットフォーム・スレッズの利用者が急拡大した後、反攻を本格化させたように見える。
マスク氏が2022年10月にツイッターを買収した時点のデータによると、ツイッターの同年5月の月間アクティブユーザー数は2億2900万人。11月は2億5940万人だった。
買収後、マスク氏は製品や組織の改革を迅速に進めた。同社は検証済みの青いチェックを有料サービスとして展開し、広告売上の一部をプラットフォームの一部のユーザーと共有し始めている。
マスク氏は今年5月、XのCEOに元NBCユニバーサルの広告責任者ヤッカリーノ(Linda Yaccarino)氏を指名。Xがサブスクリプション収入の増加に取り組んでいる中、広告収入は優先事項のひとつであると強調した。
またマスク氏は今月初め、一連の大騒動で広告収入が50%近く減少し、Xのキャッシュフローがマイナスを維持していると不満を示していた。