▽チュチュを着たメスのクモザルは飼い主の警告を無視し、玄関を開け、冷たい風が吹く中、散策を開始した。
冬の嵐が米ミズーリ州を襲う直前、ピンク色のチュチュを着たサルが自宅から飛びだした。
同州ジェファーソン郡保安官事務所は6日、フェイスブックへの投稿で、チュチュザルをバナナでおびき寄せ、無事確保したと明らかにした。
この事件は3日に発生。チュチュを着たメスのクモザルは飼い主の警告を無視し、玄関を開け、冷たい風が吹く中、散策を開始した。
3日午後、サルはミズーリ州セントルイス南方の高速道路沿いの交差点で行き場を失い、途方に暮れていた。保安官事務所によると、「チュチュを着たサルがいる」という通報が複数寄せられたという。
保安官代理らが現場に急行。サルにバナナを見せ、慎重になだめ、落ち着くよう促し、無事捕獲した。
ジェファーソン郡保安官事務所がフェイスブックに投稿した動画には、チュチュを着たサルが保安官に近づき、その手をつかむ様子が映っていた。
同保安官事務所は声明の中で、「捜査当局はどんな仕事にも対応できるよう、心づもりをしておかなければならない」と述べた。
この翌日、ミズーリ州を含む米中央部は冬の嵐で大荒れの天気となり、気温も氷点下まで下がった。