◎数十の大学で似たような占領事件が発生しており、この1週間で2000人以上が逮捕されている。
2024年5月5日/米カリフォルニア州ロサンゼルス、南カリフォルニア大学(USC)の入り口近く(ロイター通信)

米ロサンゼルス警察が5日、南カリフォルニア大学(USC)のキャンパスを不法占拠した親パレスチナデモ隊を取り締まった。

当局によると、警察は芝生広場の野営地を撤去したという。逮捕者は出なかった。

USCは声明で、ロス市警に支援を要請したと発表。大学構内でキャンプをしたり、大音量で音楽を流すことは禁じられていると警告した。

数十の大学で似たような占領事件が発生しており、この1週間で2000人以上が逮捕されている。

バージニア大学(UVA)では4日、キャンパスを不法占拠としたとして、少なくとも25人が逮捕された。

現地メディアによると、ロス市警は5日の午前5時頃にUSCの野営地に入り、テントやバリケードなどを撤去したという。

デモ隊はバイデン政権に対し、イスラエルへの支援停止や、イスラエル企業による大学への寄付を差し止めるよう求めている。

ガザ紛争は世界の注目を集める大統領選の新たな火種となっている。民主共和両党の候補がイスラエルへの支持を示す中、多くの若い有権者が投票を棄権するのではないかという懸念が高まっている。

政治的圧力が高まる中、バイデン氏は2日の演説で沈黙を破り、デモにおける暴力や犯罪行為は断じて容認しないと警告した。

ニューヨークの名門コロンビア大学を含む多くの大学が警察に支援を要請。野営地を撤去している。

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