米国でインフルエンザ流行続く、感染者1500万人超 2025-26年
感染者のうち少なくとも18万人が入院し、7400人以上が死亡しているという。
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米国で季節性インフルエンザの活動が引き続き高止まりしており、今シーズン(2025-26年)これまでに少なくとも1500万件の感染が報告されている。疾病対策センター(CDC)が9日に公開した最新データで明らかになった。感染者のうち少なくとも18万人が入院し、7400人以上が死亡しているという。
CDCによると、インフルエンザの活動は依然として全米で高い水準にあり、今後数週間にわたって継続する見込みである。CDCは今シーズンを「中程度の重症度」と評価している。
報告では、季節性インフルエンザによる推定感染者数が少なくとも1500万人に達しているほか、18万件以上の入院例と7400人以上の死亡例が確認されている。これらの数字は集計途中の暫定値で、さらに増加する可能性があるとしている。
ウイルスの大部分はA型で、そのなかでもH3N2亜型が優勢であり、遺伝子解析を行ったウイルスの約92%がこの亜型であるという。この中には、サブクレードKと呼ばれる変異株が多く含まれており、CDCはこの株が感染拡大の主因になっている可能性があると指摘している。
CDCは今シーズンのワクチン接種についても触れ、ワクチンは必ずしも流行株と完全に一致しないものの、重症化や入院、死亡リスクの低減に効果があるとして、まだ接種を受けていない人への予防接種を強く推奨している。約1億3000万回分のワクチンが全米で配布されているものの、接種率は地域や年齢層によってばらつきがあるという。
また、CDCは抗インフルエンザ薬(抗ウイルス薬)の早期使用も奨励し、重症化リスクの高い患者や感染が疑われる場合には、症状発現からできるだけ早く処方を受けるべきだとしている。
季節性インフルエンザに関連する医療機関への受診は全国的に増加し、呼吸器症状を訴える外来患者の割合も例年を上回る水準で推移している。特に子どもや高齢者の受診が目立っており、医療現場への負担が増しているとの報告も出ている。
CDCは今後も警戒を緩めないよう注意喚起し、手洗いなどの基本的な感染対策や、風邪のような症状が出た場合には外出を控えること、ワクチン接種の継続を呼びかけている。
