◎米メディアは以前、マスク氏が従業員の半分に相当する3700人の削減を検討していると報じた。
ツイッター社はマスク(Elon Musk)CEOの管理の下、従業員に契約を維持するか否かを通知する予定だ。
ブルームバーグなどによると、同社は全従業員に宛てた社内メールで「リストラはツイッターを軌道に乗せる努力」と説明したという。
マスク氏はツイッター社を440億ドルで買収し、SNS革命を起こすと期待されている。
同社は通知メールで、「我々は4日に同社の従業員を削減するという困難なプロセスを開始します」と述べている。
また同社は解雇通知を受けた従業員ならびに閉鎖されるオフィスのツイッターへのアクセスを直ちに制限するとしている。これはツイッターのシステムや顧客データの安全を確保するための措置とみられる。
ブルームバーグによると、4日の太平洋標準時午前9時までに「あなたの役割」というメールが全従業員に届くという。
解雇を免れた従業員は業務を継続することになる。
戦力外の従業員には「次のステップ」という案内が届くようだ。
ツイッター社は「影響を受ける従業員にできるだけ早く事実を知らせたい」という希望から、このプロセスを電子メールで行うとしている。
米メディアは以前、マスク氏が従業員の半分に相当する3700人の削減を検討していると報じた。
ブルームバーグは情報筋の話を引用し、「一部のシニアスタッフが自分のチームの削減リストを作るよう命じられた」と報じていた。
マスク氏は経営を改善する取り組みのひとつとして、「認証バッジ(青いチェックマーク)」を有料(月額8ドル)にすると提案し、批判の嵐に直面している。
認証バッジにお金を支払った個人のツイートは拡散しやすくなるぞ。
マスク氏はこの計画について、「何とか法案を準備する必要がある」と述べている。「月額8ドルです」
ツイッター社はここ数年利益を上げておらず、ユーザー数もほぼ横ばいの状態だ。
人員削減がツイッターの運営にどのような影響を与えるかは不明。米メディアは一部のスタッフがマスク氏の要求を満たすために長時間労働を強いられたと報じている。
マスク氏は5月、「ツイッターに対する要求は極端なものになると思う」と述べていた。
買収の一環として取締役9人が退社し、マスク氏が新CEO、通称「Chief Twit」に就任した。
幹部が去る中、米メディアはマスク氏の盟友がツイッター社に馳せ参じたと報じている。