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ドライチェリースコーン、休日後の朝食にぴったり

スコーンはそのままでも、また好みのトッピングを添えても楽しめる。時間や材料に合わせてアレンジが可能であり、祝日の余韻を楽しみながら手軽に朝食を用意する一助となる。
チェリー入りスコーン(AP通信)

年末年始の祝宴の準備に気を取られ、翌日の朝食のことを忘れてしまうことがある。そんなときに最適な簡単でおいしい朝食メニューとして、ドライチェリーを使ったスコーンが紹介されている。米国の料理コラムニスト、ケイティ・ワークマン(Katie Workman)さんがまとめたこのレシピは、祝日の翌朝の食卓にぴったりの一品として提案されている。

ワークマンさんはスコーンが比較的手軽に作れる点を強調している。生地はやや粘り気があるため、焼く前に十分に冷やすことが重要だ。最低でも冷蔵庫で2時間、急ぐ場合は冷凍庫で30分ほど休ませることで、生地中のバターが冷たいまま保たれ、焼成時に小さな空気の層が形成され、軽やかでやや層状の食感になるという。また、冷やすことで生地が広がるのを防ぎ、噛み応えのある仕上がりになるとしている。冷蔵庫や冷凍庫のスペースが限られている時期には、パーチメントペーパーを敷いた平皿で冷やす方法も紹介されている。

このレシピではドライチェリーを使うが、価格が高めであることを踏まえ、好みや予算に応じてドライクランベリーやブルーベリー、刻んだドライアプリコットなどの代替を提案している。スコーンは作った当日に食べるのが最もおいしいが、密閉容器に入れて常温で1〜2日保存し、約150℃のオーブンで数分温めることで風味と食感をよみがえらせることができるという。

レシピは8個分で、主な材料としては中力粉(オールパーパスフラワー)約2と1/4カップ、砂糖1/3カップ、ベーキングパウダー大さじ1、コーシャーソルト小さじ1/2、冷たい無塩バター10テーブルスプーン分、ドライチェリー3/4カップ、ハーフ&ハーフ(乳脂肪と牛乳の混合乳)1カップ、卵黄1個分、バニラエッセンス小さじ1が挙げられている。提供時の付け合わせとしては、バターやジャム、クロテッドクリーム、レモンカードなどが適しているとされる。

作り方はシンプルだ。まず、粉類と砂糖、ベーキングパウダー、塩をフードプロセッサーで混ぜ合わせ、冷たいバターを加えて、エンドウ豆大の大きさの粒が残る程度に粗くする。これをボウルに移し、ドライチェリーを加える。別の小さなボウルでハーフ&ハーフ、卵黄、バニラを混ぜ、生地にゆっくりと加えながらフォークでやさしく混ぜて非常に柔らかい粘り気のある生地を作る。

次に、パーチメントペーパーに軽く粉をふり、生地を1インチ(約2.5センチ)の厚さの円形にまとめて載せ、冷蔵庫や冷凍庫で冷やす。焼成の準備が整ったらオーブンを400°F(約205℃)に予熱し、冷えた生地に浅い切れ目を入れて8等分し、上にハーフ&ハーフを軽く塗る。その後、24〜28分間ほど焼き、表面が黄金色になれば完成だ。

スコーンはそのままでも、また好みのトッピングを添えても楽しめる。時間や材料に合わせてアレンジが可能であり、祝日の余韻を楽しみながら手軽に朝食を用意する一助となる。

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