▽全米の犯罪件数も減少傾向にある。23年の全米の殺人件数は22年比で11.6%減少した。
米ミシガン州デトロイト市の24年の殺人件数が1960年代半ばの水準まで減少した。市長が3日、明らかにした。
全米の犯罪件数も減少傾向にある。23年の全米の殺人件数は22年比で11.6%減少した。
デトロイト市長は3日の記者会見で、24年の殺人件数が203件となり、23年から49件減少し、1965年の188件に次ぐ低さになったと明らかにした。
銃器による傷害、暴行、車上荒らし、その他犯罪も市全体で減少し続けている。
連邦捜査局(FBI)が昨年9月に公表した犯罪統計によると、23年の全米の暴力犯罪は22年比で3%減。殺人と過失致死は12%近く減少した。
デトロイトの人口は約63万人。22年の殺人件数は309件であった。21年は308件。18年は261件で、1966年の214件に次ぐ低さとなった。
24年の銃器による傷害事件は606件で、23年の804件から大幅に減少した。
FBIによると、ヘイトクライムの発生件数、ヘイト関連の犯罪、その被害者数は22年から23年にかけて増加した。件数は明らかにされていない。