米30年物固定住宅ローン金利6.22%、5週ぶりに上昇 25年11月
長期金利の代表的な指標となっている10年物国債利回りは6日正午時点で4.09%。先週の4.16%から低下した。
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米国の30年物固定住宅ローン金利が5週間ぶりに小幅に上昇した。
フレディマックは6日、30年ローン金利が先週の6.17%から6.22%に上昇したと発表。1年前は6.79%だった。
低金利への借り換えを希望する住宅所有者に人気の15年ローンも先週の5.41%から5.50%に上昇。1年前は6.00%であった。
先週の30年ローン金利は2024年10月3日(6.12%)以来の低水準であった。
住宅ローン金利は連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利に対する債券市場の反応など、いくつかの要因の影響を受ける。
長期金利の代表的な指標となっている10年物国債利回りは6日正午時点で4.09%。先週の4.16%から低下した。
30年ローン金利は10年物国債利回りの動きに緩やかに追随している。
FRBは先週、フェデラルファンド(FF、短期借入)金利を0.25%引き下げ、3.75~4.00%に設定した。利下げは前回9月に続き2会合連続であった。
パウエル(Jerome Powell)議長はトランプ政権による利下げ圧力が強まる中、12月の会合で再び利下げする保証はないと警告した。
米国内における昨年の住宅販売は30年ぶりの低水準に落ち込み、今年に入ってからも低迷が続いている。
