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米アイオワ大学近くで銃撃事件、学生含む5人負傷、容疑者逃走中


事件は19日の午前1時45分ごろ、アイオワ大学キャンパスに隣接する歩行者専用区域で発生した。
パトライトと規制線5(Getty Images)

中西部アイオワ州アイオワシティで19日未明、大学近くの繁華街で銃撃事件が発生し、少なくとも5人が負傷、そのうち3人がアイオワ大学の学生であることが大学当局によって確認された。警察は事件の詳しい経緯について捜査を進めているが、現時点で容疑者の逮捕には至っていない。

事件は19日の午前1時45分ごろ、アイオワ大学キャンパスに隣接する歩行者専用区域で発生した。この場所はバーや飲食店が立ち並ぶナイトライフの中心地で、多くの若者が集まるエリアとして知られている。警察によると、現場で大規模な乱闘が発生し、その対応にあたっていた警察官が銃声を確認したという。

警察官は複数の負傷者を発見、いずれも銃による負傷とみられている。負傷者は地元の病院に搬送され治療を受けているが、少なくとも1人が意識不明の重体、他の容体については明らかになっていない。

アイオワ大学の学長は声明で、負傷者の中に同大学の学生が3人含まれていることを認め、「学生やその家族、友人、そして地域社会全体に思いを寄せている」と述べ、深い懸念を示した。また、大学としても地元警察と連携し、情報提供や支援にあたっているとした。

事件発生直後、大学は緊急警報システムを通じて学生や教職員に対し現場に近づかないよう呼びかけた。現場付近では当時、多数の人々が集まっており、SNS上には乱闘の様子や銃声とともに人々が逃げ惑う映像も投稿されている。

アイオワ州知事も声明を発表し、「無意味な暴力行為が大学コミュニティと州全体に深い衝撃を与えた」と非難した上で、州として捜査支援を行う意向を示した。

警察は現在、現場周辺の防犯カメラ映像の解析や目撃者からの情報収集を進めており、容疑者の特定を急いでいる。また、市民に対して事件当時の映像や情報提供を呼びかけている。

なお、大学当局は現時点で学生が標的となった形跡は確認されていないとしているが、事件の背景や動機については依然として不明な点が多い。

米国では近年、大学を含む公共空間での銃撃事件が相次ぎ、安全対策の強化が課題となっている。今回の事件も若者が集まる都市部の夜間環境における治安のあり方を改めて問い直すものとなりそうだ。

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