ウクライナ、ロシアに約900機のドローン攻撃、大規模な露空爆を警戒
ウクライナではロシアによるさらなる大規模空爆への警戒が高まっている。
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ウクライナは6日、ロシア各地に大規模なドローン攻撃を仕掛けた。ロシア国防省によると、防空部隊が一晩で約900機のウクライナ製ドローンを迎撃したという。攻撃はロシアの複数地域に加え、ロシアが占領するウクライナ地域にも及んだ。
モスクワ市長は6日朝までにモスクワ州方面へ650機のドローンが飛来したと明らかにした。その大半は首都から離れた地域で撃墜されたほか、モスクワに接近した105機も撃墜されたという。その後も日中に68機がモスクワを標的に飛来し、防空部隊が撃墜したと発表した。
今回の攻撃では、モスクワ州の燃料関連施設で火災が発生し、2人が死亡したとの情報も出ている。ウクライナはこれまでもロシアの製油所や燃料貯蔵施設を相次いで攻撃しており、ロシアの戦争遂行能力や燃料供給網に打撃を与えてきた。ウクライナは先週、ロシアの石油精製能力の51%を無力化したと報告した。
一方、ウクライナではロシアによるさらなる大規模空爆への警戒が高まっている。ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は6日、ロシアが「大規模な攻撃」を準備しているとの新たな情報を得たとし、対抗措置の準備を進めていると表明した。
シビハ(Andriy Sybiga)外相はロシアが約600発の弾道ミサイルを備蓄し、月140発程度を生産できるとの見方を示している。米国製パトリオット防空システムの迎撃弾が不足する中、ロシアのミサイル攻撃はウクライナにとって大きな脅威となっている。
ロシア側もウクライナへの攻撃を続けている。南部ザポリージャでは6日、ドニプロ川に架かる橋が攻撃され、一時通行が停止したほか、住宅や倉庫も被害を受けた。黒海沿岸のオデーサ州では港湾施設などが攻撃対象となり、ロシア軍はウクライナの穀物輸出を支える海上輸送への圧力を強めている。
今回の大規模なドローン攻撃は、双方が無人機やミサイルを使って相手の後方インフラを攻撃する戦いが一段と激しくなっていることを示している。ウクライナがロシア領内への攻撃能力を拡大する一方、ロシアも大規模な空爆を準備しているとみられ、戦争は航空攻撃の激化局面に入る可能性がある。
