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▽男は4年前にテロ殺人とテロ未遂で起訴された。
チュニジア軍の兵士(Getty Images)

フランス・パリの裁判所は27日、3人を殺害したチュニジア国籍の男(25歳)に仮釈放なしの終身刑を言い渡した。

男は4年前にテロ殺人とテロ未遂で起訴された。

現地メディアによると、被告は公判で「何も覚えていない」と証言したにもかかわらず、責任を認めたという。

被告は「西側諸国によって世界中で殺されたイスラム教徒に復讐したかった」と証言した。

2020年10月29日、被告はニースの礼拝所で教会職員ら3人を殺害した。

警察官は「アラーアクバル(神は偉大なりの意)」と叫びながらナイフを振り回して突進してきた被告に発砲した。

政府はこの事件をイスラム過激派によるものとして、治安警戒態勢を最大レベルにまで引き上げた。

フランスでは当時、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を掲載した新聞シャルリー・エブドに対する2015年の襲撃事件の裁判が開かれていた。

当時のフランス政府はこの風刺画を擁護し、イスラム過激派に対抗する政策をとったことで、世界中の多くのイスラム教徒から怒りを買っていた。

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