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▽ルペン氏は1月7日に死去、96歳であった。
2025年1月11日/フランス、野党国民連合のルペン議員(AP通信)

フランスの極右指導者である故ジャンマリ・ルペン(Jean-Marie Le Pen)氏の墓が破壊され、警察が捜査している。現地メディアが1月31日に報じた。

それによると、ブルターニュ地方にあるルペン氏の遺骨を納めた墓が何者かの攻撃を受けたという。

ルペン氏は1月7日に死去、96歳であった。

ルタイヨー(Bruno Retailleau)内相はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「死者への敬意こそが文明と野蛮を区別するものだ」と書き、攻撃を糾弾した。

ブルターニュ当局は声明で、「政治的な問題を考慮し、ルペン氏が1月11日に埋葬された後、墓地周辺の警備とパトロールを強化していた」と明らかにした。

また当局は「今回のテロ攻撃を受け、警備とパトロールを再強化する」とした。

ルペン氏の娘であり、極右「国民連合(RN)」を率いるマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)議員はコメントを出していない。

ルペン氏の極端な考え方は極右の支持を集める一方で、広く非難された。同氏はホロコーストを繰り返し否定し、反ユダヤ主義、差別、人種暴力を扇動したとして何度も有罪判決を受けた。

またルペン氏はイスラム教とイスラム系移民を標的とし、フランスの経済的・社会的苦境の原因をイスラム教のせいにした。

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