◎スイスに亡命を希望する移民はドイツ、イギリス、フランスに比べるとはるかに少ない。
スイス、チューリヒの通り(Getty Images)

スイス当局は22日、最近の亡命希望者の数が予想を大幅に下回っているため、国内にある9つの庇護センターを閉鎖すると発表した。

スイスは2022年から移民・難民向けの施設の整備を進め、全国に36カ所のセンターを設置している。移民局によると、現在、その半数強に移民が入居しているという。

移民局は声明で、「例年とは異なり、新たな亡命希望者の増加は見られない」と明らかにした。

それによると、8月は前年比23%減、9月は40%減であった。同局は声明の中で、「西欧に向かう移民が今後数ヶ月の間に劇的に増加するとは考えられず、未入居状態の9つのセンターを閉鎖することにした」と述べた。

閉鎖される9つのセンターは1735人を収容できる。事務局によると、閉鎖後の全センターの定員は約7000人。

スイスに亡命を希望する移民はドイツ、イギリス、フランスに比べるとはるかに少ない。

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