◎ダンケルクの海岸沿いの地区には移民を収容する仮設住宅がいくつかある。
フランス北部ダンケルクとその近郊で銃撃があり、少なくとも5人が死亡、22歳の男が警察に出頭した。現地メディアが14日に報じた。
それによると、ダンケルク近郊の海岸沿いにある移民向けの施設などで警備員2人と移民2人が射殺されたという。
AFP通信は当局者の話しとして、「出頭した22歳の男は近くの町でも発砲したと自供している」と伝えている。
それによると、警察が容疑者の車から銃器を押収したという。ダンケルクの市長はフランス・テレビジョンの取材に対し、「容疑者は単独犯とみられ、警察が取り調べを行っていると報告を受けた」と語った。
ノール県の議会議員はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「この事件で5人が亡くなったと報告を受けた」と書いた。
地元メディアは移民向け施設の近くに多くの救急車がとまっていると報じたが、銃撃が居住区内で起こったかは不明である。
ダンケルクの海岸沿いの地区には移民を収容する仮設住宅がいくつかある。ダンケルクにはイギリスを目指す移民が集まり、その多くがパ・ド・カレー県の海岸からドーバー海峡に漕ぎ出す。
パ・ド・カレー県の海岸沿いにも同様の施設が複数あり、小舟でイギリスを目指そうとする人々が利用している。