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フランス・サルコジ元大統領が仮釈放、パリ市内の自宅に戻る

パリ地裁は9月末、サルコジ氏が大統領選挙をめぐり、側近がリビアに違法な資金の提供を働きかけるのを容認したとして、禁錮5年の実刑判決を言い渡した。
2025年11月10日/フランス、パリ市内、車から降りるサルコジ元大統領(AP通信)

フランス・パリの裁判所は10日、サルコジ(Nicolas Sarkozy)元大統領の仮釈放を認めた。

現地メディアによると、サルコジ氏はパリ市内のラ・サンテ刑務所を出て自宅に戻ったという。

パリ地裁は9月末、サルコジ氏が大統領選挙をめぐり、側近がリビアに違法な資金の提供を働きかけるのを容認したとして、禁錮5年の実刑判決を言い渡した。

サルコジ氏はリビアのカダフィ政権から違法な資金提供を受けたとされる。

サルコジ氏は10月21日にラ・サンテ刑務所に収監された。

警察はサルコジ氏を警護するため、隊員2人を刑務所に配備していた。

現地メディアによると、サルコジ氏は車で刑務所を出た後、パリ西部の自宅に戻った。

サルコジ氏は国外への出国禁止と、共犯者や事件の証人を含む主要人物との接触を禁じられている。

サルコジ氏の弁護団は判決を不服として控訴するとともに、早期釈放の申し立ても行っていた。報道によると、控訴審は来年春頃に開かれる予定だ。

サルコジ氏は無罪を主張。実刑判決と控訴審までの収監の両方に異議を唱えていた。

サルコジ氏は独房ではなく特別棟に収監されていた。

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