◎被告は外国の傭兵部隊に参加した罪に問われていた。
ロシアの裁判所は7日、ウクライナ軍の傭兵として活動した米国籍の72歳男性に禁固6年10か月の実刑判決を言い渡した。
被告は外国の傭兵部隊に参加した罪に問われていた。
検察によると、被告は2022年2月、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった直後にウクライナ軍と契約を結び、その対価として少なくとも1000ドルを受け取ることになっていたという。
被告は現地で訓練を受け、銃器や装備品を受け取り、22年4月にロシア軍に拘束されるまで、傭兵としてウクライナ軍と共に戦った。
裁判所は一般刑務所で刑に服すよう言い渡した。検察は最高セキュリティの刑務所への収監と禁固7年を求刑していた。
男性はミシガン州出身。米メディアによると、ウクライナ戦争で傭兵として戦った米国人が有罪判決を受けたのは初めて。
被告は最長で禁固15年に処される可能性があったが、検察は被告が罪を認めたことと年齢を考慮するよう求めていた。
ウクライナで活動する多国籍軍(義勇兵含む)の規模は2万~3万人と推定されている。