◎ウクライナでは22年2月に戦争が始まって以来、数百人のアスリート(プロ選手含む)、コーチ、その他スポーツに関わる人々が亡くなった。
フランス・パリで13日、ロシアによるウクライナ侵攻で戦死したり、攻撃に巻き込まれて死亡したウクライナ人アスリートを称えるパレードが行われた。
パレードを主催したフランス・ウクライナ協会によると、数百人が市内をパレードし、亡くなったアスリートに敬意を表したという。
ウクライナでは22年2月に戦争が始まって以来、数百人のアスリート(プロ選手含む)、コーチ、その他スポーツに関わる人々が亡くなった。
その中に前線で兵士として戦った人もいる。
パリ五輪は7月26日に開幕する。
この戦争がもたらした人的損失とスポーツ施設の破壊はパリ五輪でも、そして将来的にも、スポーツ強国ウクライナの優位性を大きく損なうことになりそうだ。
フランス・ウクライナ協会は声明で、「アスリートを含む多くの市民を無差別に殺したロシアが五輪に参加する一方、その機会を失った数百人がいることを忘れてはならない」と表明した。
国際オリンピック委員会(IOC)は国を代表しない「中立な立場の個人資格の選手」として、ロシアおよびその同盟国であるベラルーシの選手のパリ五輪出場を認めている。
IOCによると、参加が見込まれる両国の選手は今月9日時点で30人となっている。