◎事件は3日早朝に発生。ナイフとハンマーで武装した31歳の男が逮捕された。
2024年2月3日/フランス、リヨン駅、襲撃事件があった現場近く(Christophe Ena/AP通信)

フランス・パリのリヨン駅で刺傷事件があり、3人が重軽傷を負った。警察が3日、明らかにした。

それによると、事件は3日早朝に発生。ナイフとハンマーで武装した31歳の男が逮捕されたという。

パリ警察は声明で、「男はイタリアからの滞在許可証と治療中であることを示唆する薬を所持していた」と明らかにした。

また警察は「テロであることを示す兆候はみられず、容疑者は精神的な問題を抱えている可能性がある」と述べた。

リヨン駅はパリ市内に6つのある主要ターミナルのひとつ。1日の利用客は数百万人。

7月26に開幕するパリ五輪の警備を統括する本部長室の担当官は声明で、「容疑者は精神的な問題を抱えている可能性があるという報告を受けた」と述べた。

また担当官は捜査が初期段階であることを強調したうえで、「テロであることを示す兆候は現時点ではみられない」と述べた。

当局によると、男性1人が腹部に重傷を負い入院。他の2人は軽傷だという。

警察は容疑者の身元と認否を明らかにしていない。

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