◎爆発はパリ中心部の5区で6月21日に発生。建物1棟が爆発・崩壊した。
パリ中心部で先月発生した爆発事故の犠牲者が1人増え、3人となった。地元当局が21日、明らかにした。
爆発はパリ中心部の5区で6月21日に発生。建物1棟が爆発・崩壊した。
警察によると、服飾学校に勤務していた70代の女性が20日に亡くなったという。
消防は爆発から6日後、瓦礫の中から1人の遺体を発見。その後、59歳の男性が病院で亡くなった。
当局によると、3人目の犠牲者は1946年生まれの女性。建物に入っていた私立の服飾学校パリ・アメリカン・アカデミーに勤務していたという。
重傷者は6人で、50人以上が軽傷を負い、そのうち数人が精神的ショックを受け、今も病院に入院しているようだ。
警察は業務上過失致死傷の疑いも視野に捜査を進めている。この建物が建築基準法と消防法を遵守していたかどうかは明らかになっていない。
一部のメディアは目撃者の話しとして、「爆発前に道路周辺でもガスの臭いがした」と報じていた。