◎この1週間で10~17歳までの少なくとも17人の学生が「スーパーマン・チャレンジ」に関連して骨折や打撲などのケガを負い、病院に搬送された。
北マケドニアの野党・自由民主党は7日、ティックトック(TikTok)でブームになっている「スーパーマン・チャレンジ」に関連して10数人の若者が重傷を負ったことを受け、同アプリの国内での利用を禁じるよう当局に要請した。
保健当局によると、この1週間で10~17歳までの少なくとも17人の学生が「スーパーマン・チャレンジ」に関連して骨折や打撲などのケガを負い、病院に搬送されたという。
学生たちはスーパーマンのように空を飛び、ティックトック上で拍手喝采を浴びるために、友人たちによって空中に放り投げられ、負傷した。
自由民主党は声明で、「過去24時間の間に全土で6人の子供たちがスーパーマン・チャレンジなるティックトックの危険なゲームで負傷したことを遺憾に思う」と述べた。
また自由民主党はソーシャルメディアにおける危険なコンテンツの無責任な拡散を強く非難した。「ソーシャルメディアのコンテンツに対する適切な管理規制がないため、このようなゲームが経験の浅い、最も脆弱なユーザーに届くことを許しているのです...」
同党はティックトックを含む暴力や自己破壊的な行動を扇動するコンテンツを禁止し、監視を強化し、危険と判断されたプラットフォームを制裁する措置を直ちに導入するよう要求した。
文部科学省は7日の声明で、「教育に集中できる環境を作ることが重要だ」と強調した。
心理学者たちはソーシャルネットワークのトレンドに参加したいという欲求と携帯電話の使い過ぎが、子供たちの危険な行動を増加させている主な原因だと警告している。