◎山岳救助隊は標高4700メートル地点で4人を発見、その場で死亡を確認した。
フランス当局は10日、週末に行方不明になったイタリア人登山家2人と韓国人登山家2人の遺体を西欧最高峰モンブランの山頂近くで発見したと明らかにした。
それによると、山岳救助隊は標高4700メートル地点で4人を発見、その場で死亡を確認したという。死因は低体温症とみられる。
2組は別々に行動し、うち1組が7日午後に救助を要請。しかし、天候が急速に悪化し、救助隊は地上からもヘリコプターでも現場に近づけなかった。
当局によると、別の2人の韓国人登山者は8日朝、4100メートル地点で無事救助されたという。
この2人は亡くなった韓国人登山家と一緒に行動していたと伝えられている。
モンブランには毎年約2万人の登山者やスキーヤーが訪れる。
地元当局によると、温暖化の影響で永久凍土が溶け、ハイカーに人気のあるルートでは落石の危険性が高まっているという。