フランス大統領がグリーンランド訪問へ、トランプ併合発言受け
トランプ氏がグリーンランドを購入したいと発言して以来、デンマークを除くEU加盟国の首脳がグリーンランドを訪問するのは初めてである。
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フランスのマクロン(Emmanuel Macron)大統領が15日、デンマーク自治領グリーンランドを訪問し、トランプ(Donald Trump)米大統領が同島を購入したいとほのめかす中、デンマークとの連携を確認し、欧州の決意を表明する予定だ。
トランプ氏がグリーンランドを購入したいと発言して以来、デンマークを除くEU加盟国の首脳がグリーンランドを訪問するのは初めてである。
グリーンランド議会(一院制、定数31)の全5党はトランプ氏の提案を拒否する共同声明を採択している。
デンマークはグリーンランドが好きな時期に独立する権利を認めている。
マクロン氏は13日の記者会見で、「トランプ氏に明確なメッセージを送るか」という質問に対し、「訪問自体がシグナルである」と答えた。
マクロン氏はグリーンランドのニールセン(Jens-Frederik Nielsen)首相とデンマークのフレデリクセン(Mette Frederiksen)首相と会談する予定である。
トランプ氏は任期中に鉱物資源が豊富なグリーンランドを購入したいとほのめかしている。
ここ数週間、グリーンランドに対する米国の関心はニュースの見出しから遠ざかっている。
ニールセン氏は4月、トランプ氏の発言を無礼と批判し、グリーンランドが売り物になることは絶対にないと明言した。
NYC.euが14日に公表した世論調査によると、フランスの回答者の77%と米国の56%が米政府によるグリーンランド併合に反対。フランスの43%が米国のグリーンランド侵攻を防ぐためにフランスが軍事力を行使することに賛成した。