◎事件はミラノ南部の職業高校で6日に発生。16歳の少年が17歳の少年に鋭利な刃物で太ももを刺された。
イタリアの警察犬部隊(Getty Images)

イタリア・ミラノ近郊の高校で今週2度目の刺傷事件が発生した。地元メディアが6日に報じた。

それによると、事件はミラノ南部の職業高校で6日に発生。16歳の少年が17歳の少年に鋭利な刃物で太ももを刺されたという。

国営イタリア放送協会(RAI)は関係者の話しとして、「警察が17歳の少年を逮捕し、事情を聴いている」と伝えている。

被害者は病院に搬送された。容体は明らかになっていない。

ミラノ北部では5日、17歳の少年が57歳教師の背中を複数回刺し、殺人未遂で現行犯逮捕された。

RAIは高校関係者の話しとして、「この生徒は問題行動で何度も指導を受けており、特別な注意が払われていた」と報じた。

イタリア教育委員会の統計によると、今年学校で確認された攻撃的な事件(教師を刺す、親が教師を殴る、生徒が教師に物を投げつけるなど)は27件。23年通年の36件から大幅に増加する見通しだ。

ミラノでは昨年5月にも公立高校の51歳教師が16歳の生徒に刺される事件が発生している。

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