◎火災はドイツ国境に近いヴィンツェンハイムにある民間の宿泊施設内で9日の現地時間午前6時30分頃に発生した。
フランス東部オーラン県ヴィンツェンハイムにある障がい者向け貸別荘で火災が発生し、11人が死亡した。地元当局が9日、明らかにした。
それによると、火災はドイツ国境に近いヴィンツェンハイムにある民間の宿泊施設内で9日の現地時間午前6時30分頃に発生。学習障害のある成人グループが宿泊していた貸別荘が全焼し、11人の死亡を確認したという。
県当局は声明で、「消防士数十人が消火に当たり、火災はすぐに鎮火した」とし、17人が救助され、そのうち1人が病院に搬送されたと明らかにした。
このグループはヴィンツェンハイムの北西約140kmに位置する都市ナンシーの障がい者団体で、夏休みのために施設を訪れていた。
マクロン(Emmanuel Macron)大統領はソーシャルメディアに声明を投稿。犠牲者と遺族に哀悼の意を表した。
亡くなった11人の身元は明らかにされていない。消防が出火原因を調べている。