フランス、公園、ビーチ、学校周辺での喫煙禁止へ

タバコは映画で美化され、国家のイメージと密接に結びついてきた。
フランスのビーチ、タバコを吸う女性(shutterstock)

フランスが公園、ビーチ、スポーツ施設、学校周辺、子供が集まる公共の場での喫煙を禁じる。

政府が28日に公表した公衆衛生令はタバコが大好きな国民に禁煙を勧めることや、受動喫煙による健康被害の防止を目的としている。

政府は先月、この禁止令を7月1日に発効すると発表。公式の法令が28日に公表された。

タバコは映画で美化され、国家のイメージと密接に結びついてきた。

タバコ業界は長年、政府の規制措置に抵抗してきた。

2007年と2008年の禁止令以来、レストラン、バー、公共施設での喫煙は違法となっている。

タバコ1ケースの価格は税金の引き上げにより、12ユーロ(約2000円)を超えた

しかし、政府の統計によると、成人の約30%が依然としてタバコを吸っており、その大半が毎日欠かさず吸っている。

これは欧州や世界でも高い水準だ。保健省は特に若年層の喫煙に懸念を示しており、17歳の15%が喫煙しているという公衆衛生統計を挙げている。

保健省によると、フランスでは年間7万5000人がタバコに関連する疾患で亡くなっているという。

電子タバコは禁止令の対象外である。

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