◎ローザンヌの警察はこの暴動に関与した7人を逮捕したとしている。
2023年7月1日/フランス、首都パリ中心部、暴徒の攻撃に備える機動隊(Urman Lionel/ABACA/Shutterstock)

フランスで17歳の運転手が警察官に射殺された事件に抗議するデモが隣国スイスに波及し、暴動に発展した。地元メディアが2日に報じた。

それによると、ローザンヌ市内に集まった若者らは1日夕方、店舗の窓ガラスを割ったり、車を破壊したりしたという。

ローザンヌの警察はこの暴動に関与した7人を逮捕したとしている。

また同警察は「100人以上が市内の繁華街に集まり、フランスの事件に抗議する集会を開いた」と明らかにした。

レンタカーでパリ郊外のナンテールを走行していた17歳のナエル・Mさんは先月末、停止命令を無視し、警察官に射殺された。

ソーシャルメディアには「ローザンヌで抗議デモを行う」「フランス政府に抗議しよう」といった投稿が多数寄せられている。

ローザンヌの警察によると、一部の暴徒が店舗の窓ガラスを割り、機動隊に火炎瓶や石を投げつけたという。警察は15~17歳の少年3人と少女3人、24歳の男1人を逮捕したとしている。

機動隊員にケガはなかった。

EU本部のあるベルギーの首都ブリュッセルでも先月29日に同様の暴動が発生し、少なくとも12人が逮捕された。暴徒は建物に火を放ち、店舗を略奪した。

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