◎逮捕されたデンマーク人の男(22歳)は3日、モール内で銃を乱射し、3人を殺害、4人に重軽を負わせた。
2022年7月11日/デンマーク、銃撃事件が発生した首都コペンハーゲンのショッピングモール(Liselotte Sabroe/Ritzau Scanpix)

デンマークの首都コペンハーゲンのショッピングモールは11日、1週間前に発生した銃撃事件の犠牲者に哀悼の意を表し、営業を再開した。

報道によると、従業員と買い物客は死亡した3人と負傷者に1分間の黙祷を捧げたという。

逮捕されたデンマーク人の男(22歳)は3日、モール内で銃を乱射し、17歳の少年と少女、47歳のロシア人男性を殺害した。

警察は裁判所の命令により、容疑者の氏名を公表していない。

重傷を負った4人は医療機関に入院しているが、報道によると、容体は安定しているという。全体の負傷者は22人にのぼった。

このショッピングモールは北欧最大級で、130以上の店舗、映画館、いくつかの企業オフィスやクリニックなどが入っている。

モール内のスーパーマーケットの店長は公共放送DRの取材に対し、「従業員の反応は千差万別」と語った。「元気な人もいますし、ショックを受け悲しんでいる人もいます...」

歯科クリニックを訪れた女性は、「警察官や警備員がいると安心する」と語った。「誰でも自由に出入りできる場所を訪れる時は緊張します...」

警察はテロの可能性を否定している。容疑者は銃撃開始から約13分後に拘束され、精神保健施設に仮収容されている。

警察は容疑者について、「精神医療の関係機関が把握していた人物」と説明している。

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