◎警察は首都ザグレブに拠点をおくディナモ・ザグレブのサポーター10人に逮捕状を出したものの、そのうち1人は逃亡した。
クロアチア、首都ザグレブ(Welcome Center Croatia)

クロアチアの警察当局が先月ギリシャで起きた暴力事件に関与したとして、地元のサッカークラブのサポーター9人を逮捕した。クロアチア国営放送(HRT)が23日に報じた。

それによると、警察は首都ザグレブに拠点をおくディナモ・ザグレブのサポーター10人に逮捕状を出したものの、そのうち1人は逃亡したという。

この10人は地元で有名なサポーターグループの一員で、先月ギリシャの首都アテネで発生した暴力事件に関与した疑いが持たれている。

この暴力事件ではAEKアテネFCのギリシャ人サポーターがスタジアム外で刺殺された。この影響でチャンピオンズリーグ予選のディナモ・ザグレブ戦が中止となった。

アテネ警察が公開した映像にはバットや鉄棒を振り回す数十人の若者が照明弾や火炎瓶が爆発するなか、スタジアム近くを走り抜ける様子が映っていた。警察はこの暴動で10人が負傷したと報告している。

クロアチア警察は逮捕した9人の身元と認否を明らかにしていない。

スポンサーリンク